退学advent calendar 2021 25日目です。

(http://cielavenir.github.io/blog/2016/12/10/retrieve/ の顛末です。お待たせいたしました。)

弊研究科では満期退学後に3年間(+審査委員会7期)の審査猶予があります。

タイムライン

時期
2015/10 通常より小さいサイズのfastqを作成できるツールを開発
2016/4 研究室OBの薦めで高圧縮だけでなく高速版も作成
2016/12 予備審査を通す
2017/3 満期退学
2017/4 fastq論文を国際会議に投稿しようとしたが指導教員から断られる、廃棄
2017/5 せめてbioRxivに埋葬したいと思う(※bioRxivでは要件論文は満たさないことは当然知ってます)
2017/9 学部時代の教授がアドバイスをくださる
2018/4 英文校正を開始(なんで時期が空いたのかわからないがおそらく1年以内の再校正は無料だからとかだと思う)
2018/5 単著として国際会議に投稿(Oxford Bioinformatics Application Notes track)
2018/7 どういうわけか口頭発表スロットを得る(revisionありだけど)
2018/8 パスポートを作る(遅すぎるんだが、まあ口頭発表スロットを得られるとは思っていなかったので仕方ないところはある)
2018/11 発表した。入国審査がやばかった、助けてくれた先生には感謝しております(観光ビザでかまわないという(国際会議ホスト校の教員からの)連絡は印刷して持っていこうな 電子版は入国時にはまず出せないんで)
あと、満期退学という状況と単著としてしまったことが重なり、国際会議参加費(もろもろ合わせて30万ほど?)はすべて 自分持ち になりました。
2019/4 予備審査からものすごく苦しんだがようやく博士論文の初版ができる
2019/4 Oxford Bioinformatics Application Notesからrevision rejectを受ける
2019/8 BMC Bioinformaticsからrejectを受ける
2019/9 博士論文、初版から背景を書き足しWordでtype settingした草稿ができる
2019/9 macBookを新調
2019/11 博士審査委員会が設置される
2020/1 Computational Biology and Chemistryに掲載、 要件論文が満たされる
(口頭発表日から1年以上たっている時点で相当な難産だったことは言うまでもなかろう、てか指導教員の七光だわ 指導教員は謝辞にしか入れていないのにこれはいかに)
2020/3 体調を崩し静養
2020/10 割と大きな誤りに気づく
2020/12 会社が休み休みになる(2週に1回温泉に行くようになった)
2021/6 ワクチン予約したので打つまでに一旦形にした
2021/9 新規性に不具合が見つかり審査会スライドを半分以上修正
2021/10 審査会をクリアするが、reviseが多くなった結果体調不良となり、2週間会社を休む。なお1週目に休職用の診断書を頂きに精神科に行ったが 診断書は発行されなかった 。幸い有給日数内だったのでセーフではある。
2021/12/24 博士取得 なお2017年3月満期退学者の 最終の最終博士取得可能日 でした。

感想

・予備審査は通しておいてよかった ・博士3年(と修士時に博士課程入試(修論発表を以て博士入試に代える)に落ちた1年)の学費を払えと親から言われていましたが、まあ、良かったです笑 ・相当荒れてますが、満期退学後はこうなる可能性が高いです。満期退学後の猶予期間はあまりないものと思ったほうがよいですぞ笑 ・てか銭湯に行くと休憩室で仕事をしなければいけないという強迫観念を抱かされた笑

最後に

・明けない夜はない(こういう感じで退学advent calendarを締めるのも一興と思ったりしました)。